世界の石油需要、10年ぶりに減少−新型ウイルス問題でIEA予想
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-02-13/Q5NE8RDWX2PW01

国際エネルギー機関(IEA)は新型コロナウイルス問題による中国経済への打撃を理由に、世界の石油需要が1−3月期に
約10年ぶりに減少するとの見通しを示した。

IEAは13日公表の月報で新たな推計値を示した。石油輸出国機構(OPEC)とその他の主要産油国による減産にも
かかわらず、石油市場が大幅な供給超過となる可能性をこの推計値は示している。原油相場は先週、1バレル=50ドルを
割り込み、約1年ぶりの安値をつけた。IEAは新型ウイルス感染の影響は今年いっぱい続くと予想した。

月報では「新型コロナウイルスおよび、中国経済が広範囲にわたってまひしていることから、需要は大きな打撃を受けている」
と分析。「危機は進行中であり、現段階で影響を正確に予測するのは困難だ」と記した。