福井県議カラ出張、視察記録なし 発注者側が明らかに、疑惑深まる 2020年02月11日
https://www.minyu-net.com/newspack/KD2020021101001726.php

 福井県の石川与三吉県議(89)が、地元敦賀市の「塩浜工業」が請け負う工事を視察する名目でカラ出張を
繰り返していたとされる疑惑で、石川氏が2014年1月以降に4回訪れたと申告した雨水ポンプ場を所有し、
増築工事を発注した宮城県塩釜市の議会事務局は、11日までの共同通信の取材に対し「石川氏が視察した記録は
残っていない」と明らかにした。

 石川氏は8日の福井県議会事務局の聞き取り調査に、架空の疑いがある計44回の出張は「全て実際に行った」
と主張。一方、手帳や領収書は「既に処分した」としており、根拠を示せていない。工事の発注者側にも記録が
なければ、疑惑はさらに深まることになる。