情報流出に揺れる三菱電機、不正アクセスの原因となった製品名は「ノーコメント」
https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/news/18/06905/

 三菱電機は2020年1月22日、情報流出事案について、不正アクセスの原因となったウイルス対策ソフトの製品名を
「当社から言わない」(広報)とコメントした。同日朝にトレンドマイクロの「ウイルスバスター」の法人向け製品が
原因との一部報道があった。名前の挙がったトレンドマイクロも「顧客に関する回答は控える」とした。

 三菱電機は2019年6月に不正アクセスを把握し、「外部にデータを送信されていた」(三菱電機)。把握から半年
以上たった2020年1月20日に最大8122人の個人情報や技術資料・営業資料といった機密情報が流出した可能性があると
公表した。8122人には同社の関係者以外に、1987人の採用応募者も含まれていた。

 同日の発表で同社は不正アクセスの原因を、「当社が利用するウイルス対策システムのセキュリティーパッチ公開前の
脆弱性を突いた第三者の不正アクセス」と公表。この脆弱性については「当社も知らされていなかったウイルス対策ソフトの
脆弱性を突かれたのは間違いない」(広報)という。