北尾吉孝日記 『SBI証券で貫かれる顧客中心主義』2019年11月19日 20:05

我々が20年程前に立ち上げたSBI証券は、新しいテクノロジーを駆使して、
顧客便益性を高め手数料を徹底的に安くし、多くの投資家の賛同を得て今日の隆盛に至っています。

今回日本経済新聞が「日本版フラッシュ・ボーイズ」などと題されたアイキャッチングな記事を書いていますが、
私から言わせれば十分な検証なくして軽々に記事化すべき事柄ではないと思います。

我々は、欧米で標準なTIFの導入によって、非常に大きなメリットがあるということも実証済です。

今回日経は、2019年10月からのTIFでHFTが個人投資家の注文を先回りしている可能性がある、そもそもHFTは元よりどの投資家においても、
東証に「いつ、いくらで、どれだけ」の注文が回送されるかは、原理的に確定情報は知り得ないのです。

●PTSの注文は、SBI証券顧客の注文であるかも含め、誰の注文か分からない。

●PTSの注文が、SBI証券の個人投資家の注文だとPTSで約定し、東証に全く回送されない場合がある。

●東証に回送されても「成行」「指値」「いくら」「何株」であるのか全く分からない。

●PTSの注文は、HFT業者も含め全市場参加者が見られる情報で、ある業者が先回りしても、他参加者がPTS注文を取るのもに想定される。

●そもそもSBI証券の個人投資家は、発注毎に「SOR」「東証」「PTS」から自由に選択できる。

●「PTS」選択時は絶対回送されない。個人投資家の選択は、誰も板から判定できない。

(´・ω・`)
こうした状況をよく調べず記事を書くことは、「理由なき誹謗中傷」であり、我田引水的な論説と言わざるを得ないわけです。

我々はそんなつもりは毛頭ありません。勝手な妄想でSBIグループを誹謗中傷する者とは、私は断固として戦います。

http://www.sbi-com.jp/kitao_diary/archives/2019111910975.html