運送についてもっというと、バブル期に働き手が絶対的に足りなくなり運送は元ヤンキー、
暴走族出身者やモンモン背負って他の仕事につけないやつの受け皿になり、
そいつらがまともな人間を追い出した。

「青年社長」というノンフィクション小説には、独立資金を貯めるために始めた
佐川時代の渡邉美樹のの実体験が書かれている。
明治大卒の渡邉が大卒坊っちゃんと言われ、入社すぐにえげつないイジメを元ヤン共から受け続けた。
腰を骨折しても歯を食いしばって続けたが、彼は当初予定の半分の期間で逃げだした。

辞める時に上司から「お前は幹部候補として上に行く人間だから辞めないでくれ」と懇願されたが、
渡邉は佐川のような会社にい続けるなら死んだほうがマシだと思ったそうな。
この佐川での人を人として扱われなかった経験が、渡邉の人格を根底から変えてしまったと言われている。
現在佐川に役員や管理職としている連中は、暴走族やヤクザのような上に絶対服従の思考を持った
ヤバい連中ばかりだ。西濃や福通も同様。

トナミ運輸なんかは日本通運と組んでカルテルやってたのを内部告発され、事務方だった告発者を
小屋の番人にして定年まで草むしりをさせたとか。この人は公益通報者保護法が出来るきっかけになった。
とにかく運送業というのは社会の暗部をそのまま持ってきたような構造をしている。