日銀の国債購入額が減少 異次元緩和初の30兆円割れ
2019/6/14 21:27日本経済新聞 電子版

日銀による国債買い入れ額が減少している。5月末の国債保有残高は468兆9352億円で、1年前と比べた増加額は29兆387億円となった。
30兆円を割り込んだのは異次元緩和を始めた2013年4月以来だ。
長期金利が低位で安定してきたことが背景だが、金融緩和に積極的な日銀内のリフレ派幹部からは「量的緩和の効果が不透明になっている」との声が出ている。