「むんぅぢゅっ ぢゅぅぶぷ んちゅハッ はぬんむんっむぅううん」
ニュースマンのうねる薩摩芋のような舌が、ざらり、ずぬり、と俺の口内を弄り犯す。俺はのた打ち回るその舌を、必死に味わい尽くそうとした。
あぁ、へえ、と息を漏らし漏らし、舌から染み出る汁を絡ませる。
不意にニュースマンは顔を離すと、ふっと微笑んで俺の顎先を摘まむように一擦りした。顎が亀頭にでもなったかのように、首筋をゾクリとした感覚が這い、最後の理性を持ち去った。
「ニュースマン最高!!(´・ω・`)」言って同時に俺は射精していたが、溶けた脳はそれを理解することを拒むように、ぐつりぐつりと男根を物欲しげに跳ね上げる。
──まるで獲物を誘う鮟鱇のようだ。
とっくに抜け落ちた遠くの俺が、どこか冷静にそんな自分を俯瞰していた。
しばらく俺の顎を弄ぶように指で舐めていたニュースマンは、今度はニヤリと笑んで顔を寄せた。
「正俊、お前アゴのヒゲ抜いてんべ。」
「・・・え?」
唐突に恥部を暴かれたようで、頭が回らない。いや、もともと回るような頭はもう無いのだ。頭の中はもう、壊れた雄の本能に精子を作り出させる為だけに、男根に血を漲らせる事にしか興味がなかった。
「キスするとさ、アゴのヒゲが当たるじゃろ?じゃけん、わかるよ」
「あぁ、うん。まぁ・・・」
「疎らに抜きよると、当たった時に感覚で隙間ぁ空けるからな」
言いながらニュースマンは、俺の尻に漸く堅肉をあてがった。
その熱さが、もはや恥じらいすらも焼き溶かす。
──あぁ、もう挿入れてくれ。
思ったのか、言ったのかもわからない。その時には既に五感の全てが射精に注がれ、俺は二度目となる精液の奔流に対して、ただただ身体を反射させるだけだった。
いつ二度目の射精が終わったのかもわからないほど陶酔する俺の内に、しかしやはりどこか冷静な知らない俺がいて、ちょっとうんこ漏れたわなどと思っていたのだった。
朝になった時には、ニュースマンは怒り狂って何処かへと消えていた。尿道に俺の大便が逆流したらしい。