約5600万年前、ヨーロッパと北米でアダピス類とオモミス類という霊長目が繁栄したことが化石からわかっている
アダピス類は曲鼻猿類(マダガスカル島のキツネザル)に、
オモミス類が直鼻猿類(アジアのメガネザルやアフリカの旧世界ザルすべて)に進化したと考えられている

その後、寒冷化によって北米の霊長類は絶滅した
約4000万年前、独立していたアフリカ大陸がユーラシアに接近してきたことにより
寒冷化するヨーロッパからアフリカやアジアに移動が進んだ

アダピス類は、一部は海を渡って他の大陸から隔絶されていたマダガスカル島に進出し
アジアやアフリカ大陸ではオモミス類に負けて絶滅した
約3400万年前、オモミス類の一部がアフリカから海を渡って南アメリカに漂着し、
すべての新世界ザル(広鼻猿類)の先祖になった