米中対立、製造業への打撃鮮明 日銀は現行政策を粘り強く維持の構え
2019.4.9 07:20

 日本銀行が8日公表した地域経済報告(さくらリポート)では3地域で景気判断が下方修正され、製造業を中心に米中貿易摩擦の打撃が鮮明になった。
景気対策などの効果で米中双方の景況感は足元では改善しているものの、米中対立は早期打開のめどが立たず経済を輸出に依存する日本には逆風が続く。
ただ、日銀は年後半には景気が上向くとの従来の見方を維持しており、現行の金融政策を粘り強く維持する構えだ。