2020年東京五輪でセーリング競技が開かれる神奈川県藤沢市江の島の「湘南港」は大地震に伴う津波発生時、避難が困難なエリアであることが判明した。
毎日新聞が情報公開請求で入手したシミュレーションデータによると、競技中に想定地震が発生した場合、約90秒後に津波が選手やスタッフの所在する場所に到達し、約6〜8分後には観客の立ち入り想定区域も浸水する。
20年東京五輪・パラリンピック組織委員会は「避難は可能」とするが、専門家は困難さを指摘し「観客らにリスクを周知すべきだ」と指摘する。