年頃の娘とのディスコミュニケーションを、父親が嘆く。世間一般ではよくある構図とはいえ、こと皇族という立場にあれば、嘆いて終わりでは済まされない。

「昨年11月末、あき篠宮さまは小室母子に対して、“それ相応の対応”を求められました。皇族の結婚には国民の祝福が伴わなければならないと、皇族として、父親として、
毅然とお話をされました。しかし、今回の一件で、世間を騒がせた発表も事前に親子で共有できなかったほどに、親子の関係は冷え込んでいることが露呈した。小室家に
要求する前に、まず家庭内の断絶を何とかするべきではないかという厳しい声もあります」(皇室関係者)

 恋に身を焦がし、一途になる娘を前に、父親は無力だ。その点であき篠宮さまを責めるのは、酷なようにも思える。親の言うことに聞く耳を持ってほしい、その一方で、
思った通りに自由に幸せになってほしい。父親はそんな真っ二つの感情の間で、揺れ動く。

 それでも、あき篠宮さまには小室さんに対して、どうしても許せないことがあるという。文書が公表された際に、《眞子さまと小室さんの結婚の意思は固い。眞子さまも
文書の公表を把握している》と報じられた。

「眞子さまがメディアにお話しされるわけがないので、小室さん側からのリークとみられます。あき篠宮さまはかねてから、“借金問題は、まだ婚約前の他人の家のことであり、
当家とは無関係の問題”という立場を貫いてこられました。皇族がそのような金銭トラブルに巻き込まれることは許されないという意識から、充分に注意されてきたのでしょう。

 しかし、小室さん側が『眞子さまも文書の公表を把握』と報じさせたことで、眞子さまがスキャンダラスな借金問題の当事者に巻き込まれてしまうことになった。眞子さまが
小室母子の主張を認めたことになり、Aさんから“なぜ眞子さまはそんな文書が出されることを認めたのか”と問題視されないとも限らない。それこそが非常に重大な問題であり、
あき篠宮さまが怒られている点なのです。あき篠宮さまにとっては、眞子さまを“人質”に取られたにも等しいことになってしまった」(前出・別の宮内庁関係者)