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■円高方向への急伸は、あくまで「事故にあった結果」
??もっとも、2019年年初の急落は、ウェリントン市場における薄商いの時間帯を狙った意図的な仕
掛けであったことは間違いない。
?一部報道では、トルコリラ/円のストップを狙った大物投機筋の仕掛けだったと言われるが、その真相
はどうであれ、円の急伸自体、その値動きのすべてを「正当化」できるかどうか、疑問視されるのは確かだ。
?だから、米ドル/円にしても、ユーロ/円などクロス円(米ドル以外の通貨と円との通貨ペア)相場にしても、
1月3日(木)において共通した日足が形成され、いわゆる「スパイクロー」(安値と終値の距離が長く、長い
足でまた、ひげがつく足型)のサインが点灯していた。
?同足型は、先週(2018年12月31日〜)の週足でも確認されたから、相場自体の構造を暗示してい
たのではないかと思う。
?要するに、円高方向への急伸自体が「正当化」できる値動きなら、1月3日(木)の米ドル/円やクロス
円の急落後でも、円高方向へ続伸でき、週足における「足」あるいは「ひげ」の部分を埋めていたのではな
いかと推測される。
?実際、米ドル/円の週足に照らして考えると、その「足」あるいは「ひげ」部分の値幅は実に4円超を記
録したから、円高方向への急伸は、あくまで「事故にあった結果」と考えるべきではないかと思う。