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IMFが10日公表した世界経済生産の61%を占める31カ国の財政モニター報告書には、
驚くべき指摘が並んでいる。公的部門の正味資産の合計額は101兆ドル(約1京1000兆
円)に上り、合計国内総生産(GDP)の219%に相当する。一方、公的債務の合計は同
94%であり、資産はその倍以上あるということになる。

巨額の借金を抱える日本の場合、負債額はGDPの283%に相当するが、その半分以上を
日本銀行を含めた政府機関が抱えている。他の資産も考慮に入れて試算すると、日本の「純
資産」はほぼプラスマイナスゼロになると、IMFは指摘している。

一方で、財政黒字を誇るドイツの場合、純資産はマイナスだ。