ベルギー国歌「ラ・ブラバンソンヌ」仏語版の歌詞と日本語訳
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ラ・ブラバンソンヌは、1830年のベルギー独立革命のときに作られて以来、何度か作り変えられ、
1860年に現代と同じ形になった。第一次世界大戦中も盛んに歌われた。
 19世紀まではフランス語だけが唯一ベルギーの公用語だったこともあり、歌詞はもともとフランス
語で書かれた。ドイツ語版とオランダ語版は、メロディーに乗せやすいように比較的自由にフランス
語から訳されたものである。

 歌詞の中で最も印象的なのは、最後で繰り返される「王、法、自由!」Le Roi, la Loi, la Liberte !
というフレーズで、ベルギーは王政でありながら恣意的な独裁ではないことを示すかのように、「王」と並
んで「法」と「自由」という理念が謳われている。また、歌詞に出てくる「一体性」unite という言葉は、
言語が 3 つに分かれ、宗教的にもカトリックとプロテスタントに分かれていたベルギーでは、国家として
のまとまりが重要な課題であったことと関係がある。
 なお、歌詞の中では「王、法、自由」がベルギーの「永遠のモットー」であるとされているが、正式には、
国家としての一体感という観点から「団結は力なり」L'union fait la force. がベルギーの「国家のモット
ー」だとされている(ちなみにフランスの「国家のモットー」は有名な「自由、平等、博愛」Liberte, Egalite,
Fraternite)

公式バージョンの歌詞と日本語訳

おおベルギーよ、おお、いとしい母よ、
そなたに我らが心、我らが腕、
我らが血を捧げよう おお祖国よ!
我らは皆断言する、そなたは生きるのだ!
いつまでも偉大に美しく生きるのだ
そしてそなたの不屈の一体性は
この言葉を永遠のモットーとするのだ、
王、法、自由!
王、法、自由!
王、法、自由!

現在の実際の歌われ方

高貴なベルギーよ、おお、いとしい母よ、
そなたに我らが心、我らが腕、
我らが血を捧げよう おお祖国よ!
我らは皆断言する、そなたは生きるのだ!
いつまでも偉大に美しく生きるのだ
そしてそなたの不屈の一体性は
この言葉を永遠のモットーとするのだ、
王、法、自由!
この言葉を永遠のモットーとするのだ、
王、法、自由!
王、法、自由!
王、法、自由!