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 ――この日は三塁ノックにフリー打撃まで敢行。年明け早々ですが、軽快な動きでした

 村田:練習は例年の同時期と変わりませんよ。変わったのは所属球団が決まっていないこと。今は野球は“趣味”でやっていますから(笑い)。

 ――NPB球団のオファーはまだ届かない

 村田:ないですね。野球は続けたいですし、こうやってやっているうちは独立リーグも視野に入れています。
(NPB球団から)今月中に「キャンプに参加しませんか」という話が来なければ、そういった道に進むしかありませんし。1月中には結論を出します。

 ――ところでNPBの球団に対して自ら売り込みのアクションはかけているのか

 村田:かけています。いけるところは自分でずっとやっているんですけれど、どこも育成方針だとかでね…。
「今のところはない」っていう答えしか返ってこない。自分としてはできることはやったんで。何もしないでただ待っているだけじゃないんでね。
「必要ない」って言うところに何回もお願いしても仕方がない。今までは必要だと言われて野球をやってきましたが、そういうところがNPBになくて、独立リーグから必要だと言ってくれれば、独立リーグでやります。
その上でNPBに戻れないのであれば、いつかは辞めないといけないと思います。高校、大学と野球をやってきましたけれど、周りはみんなどこかで辞めました。
それが人よりもちょっと長かったのかなと…。いつかは現役を上がらないといけませんから。生涯現役はないんでね。

 ――家族にも意思は伝えている

 村田:もちろん話しています。そういう態勢を取って、7月末の支配下選手登録の期限まで野球をやってみて、NPBのお誘いがなければ辞めるかも、と。
そうなれば“自然引退”。“ナチュラルリタイア”ということになりますかね。

 ――男として気持ちの整理ができたように聞こえる

 村田:実家に帰って両親とも話して、これからはそういう形で進んでいこうと思っていると話しましたしね。選手として、2000本打つだけがすべてじゃない。
ただ僕はそこに選ばれなかったっていうだけ。実績として野球界で何もしていないかといえば、やっただけの自負は自分の中にありますからね。
それを持って次に進んでいこうと。両親は「そういう考えなら、引退試合だって別になくてもいいじゃないか」と言ってくれました。
ヨメさん(絵美夫人)は「引退試合はしてほしい」って言っていますけれどね。確かに、最後の打席がどうだったかと言われると覚えていませんけど。