【米国株・国債・商品】S&P500種反落、ハイテク急落−国債下落
Robert Brand、Sarah Ponczek2017年11月30日 06:29 JST 更新日時 2017年11月30日 07:00 JST
https://www.bloomberg.co.jp//news/articles/2017-11-29/P0761R6KLVR401
29日の米株式市場ではS&P500種株価指数が反落。アップルやアマゾン・ドット・コムなどの大型ハイテク株が売りを浴び、
相場全体を押し下げた。米国債は大幅下落。米国の景気拡大が「ますます広がりを見せている」とイエレン米連邦準備
制度理事会(FRB)議長が発言した後、売りが加速した。

米国株は反落、大型ハイテク株に売り−税制改革巡る進展を考慮
米国債は下落、FRB議長発言受け10年債利回りが上昇
NY原油は3日続落、OPECの減産延長合意待ち
NY金は反落、米GDPの伸びが市場予想上回る
  税制改革法案が上院通過に向けて駒を進める中、年初来の株式相場の上昇を支えてきたいわゆる「FANG」銘柄
(フェイスブック、アマゾン、ネットフリックス、グーグル親会社アルファベット)が大幅下落。S&P500種の半導体・同製造装
置株指数では、アプライド・マテリアルズやエヌビディアを含めた15の構成銘柄が全て下落した。

ナスダック100指数は1.7%安で終了。日中は2.2%安となる場面もあった。
  ジョーンズトレーディング・インスティチューショナル・サービシズのチーフ市場ストラテジスト、マイケル・オローク氏は「大型
テクノロジー企業は税制度をうまく操作しているため、実効税率がすでに低い。改革はどのようなものでも抜け穴をふさが
なければならず、明らかにそれが狙いであるため、これらは恩恵を受けない」と話した。
  上院が税制改革法案を可決するとの期待感を受け、その恩恵が特に大きいとみられる銀行株などに買いが入り、
米国株は寄り付きでは上昇していた。
  米国債は朝方、英国債とドイツ国債に追随して利回り曲線がベアスティープ化。中国のアリババ・グループ・ホール
ディングによる総額70億ドル規模のドル建て社債発行計画が、長期債を圧迫した。
原題:U.S. Stocks Dragged Down by Tech Rout; Bonds Fall: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Bear Steepen as Blocks, IG Issuance Weigh on Long End(抜粋)
Oil Pulled Lower as ‘Done Deal’ Proves Elusive on Supply Cuts(抜粋)
PRECIOUS: Gold Futures Advance as GDP Climbs More Than Expected(抜