友だちが結婚相談所に入ってすぐに婚約し、私も焦って婚活を始めました。といっても、相談所に申し込むお金もなく、居酒屋で1人飲みしながら獲物を待つしかありません。
 ところが、いくら待っても男性は声をかけて来ないので、飲み放題プランも手伝って泥酔状態に…。
 ふらりと外に出たとき、ついゴミ捨て場に積まれていた段ボールをベッド代わりに寝てしまったんです。

 しばらくすると、私の体を揺さぶる人がいました。
 「君、パンツ丸見えだよ。こんなところじゃ風邪をひくから、僕の家に行こう」
 目を開けると、イケメンの青年が私の髪を触っていたんです。
 「いい男だから、ついて行く」
 私は彼を運命の人だと思い込み、肩を貸してもらいながらタクシーに乗りました。
 そこからは覚えていませんが、再び起きたときは全裸で、しかもアソコがヒリヒリしていたんです。
 「ねえ、私に何かした?」
 「眠っている間に君の体を盗んだよ。でも、無反応だとつまらないね。今から意識のあるままで感じてもらおうかな」
 強引に挿入されそうになり、拒もうとしても体に力が入りません。正気に戻ったら恐怖を感じてしまい、エッチを楽しむ雰囲気ではありませんでした。
 ところが、心の拒絶反応とは裏腹に、私の性器はすごく潤っていたんです。
 「女っていうのはなぁ、怖いときに防衛反応で濡れるんだよ。それが見たかった」

 足をパックリと広げて性器を確認した後、ナイフが刺さるように一気にペニスが奥まで挿入されます。
 「だめ〜っ、気持ちいい」
 自分でも怖いほど感じてしまい、膣口が締まるのを自覚します。時折、乳首を噛まれたりキスされると、よけいに高まってイキそうになりました。
 「ああっ、もうイク…」
 「それは許さない!」
 私は早くイキたくて、頭だけ入って静止しているペニスをお尻を動かして根本まで挿れます。それからクリトリスを摩擦して、自ら昇天に導きました。

 「あなたを白馬の王子様だと思って期待していたのに、私って遊ばれただけ?」
 「そんなことない。僕はレイプの王子様。犯しているときも愛を感じていたよ」
 この夜だけで終わる、はかない愛だと分かっていても、寂しくて朝まで抱いてもらいました。