【パリ時事】フランスのレクスプレス誌は4日、オランダにある仏自動車大手ルノーと日産自動車の
統括会社「ルノー日産BV」が2009〜13年、ダチ仏元法相(現欧州議会議員)に弁護士報酬として
計60万ユーロ(約7500万円)を支払っていたと報じた。
ダチ氏はサルコジ政権で法相を務めた。同誌によると、元法相は日産・ルノー連合による中東・
北アフリカでの事業展開に関与。ルノーのカルロス・ゴーン前会長兼最高経営責任者(CEO)とともに、
さまざまな会合に出席したが、当局に活動を申告していなかった時期があるという。
同誌によれば、統括会社は昨年、コンサルタント料や弁護士報酬として総額1240万ユーロの
予算を計上していた。ダチ氏のほかにも複数の外部のコンサルタントと契約を結んでいるとされ、
日産とルノーは不適切な支払いがなかったかを調べているもようだ。(2019/02/05-10:50)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019020500415&g=int