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スポニチアネックス
ソフトバンク・柳田 プロ野球タイ月間32得点!37試合で33四球の選球眼
<ソ・西>3回1死一、三塁、栗原の左前打で生還した柳田(撮影・中村達也)
◇パ・リーグ ソフトバンク5―4西武(2020年7月31日 ペイペイD)
あれだけフルスイングするのに、選球眼がいい。ソフトバンクの柳田は「四球はヒットと一緒。そういう気持ちでやっている」と強引にならずに、打てるゾーンだけに手を出している。
初回に四球で出塁し、3回の第2打席も誘いに乗らず、四球。栗原の左前打で生還した。プロ野球タイ記録となる月間32得点を記録し「自分一人の力じゃ無理な記録なのでチームメートに感謝しています」と喜んだ。
7月は27試合で打率・433とバットが絶好調だが、この日の2四球を加えて25四球を選んだ。厳しい内角攻めにも動じず、低めの変化球にもバットは止まる。昨年まで楽天の監督を務めていた平石打撃兼野手総合コーチは「出始めた頃はボール球を振っていたが、年々、選球眼が良くなっている」と分析する。7月は塁に出なかった試合はわずか1試合で、工藤監督は「相手も警戒しているが、その中で(出塁率が)5割を超えている。ボール球を振らないし、凄い」と目を丸くした。
7月28日の西武戦では、プロ10年目で通算1000安打に到達。豪快な打撃に注目が集まる中、今季は37試合で33四球を選んでおり、16年以来となるシーズン100四球もクリアしそうなペースだ。「得点が多ければチームの勝利に貢献できるので、月も替わってまた明日から頑張ります」と柳田は言った。「振らない凄さ」も得点数に表れている。(川島 毅洋)
≪左打者では王超え最多≫柳田(ソ)が3回に栗原の左前打で得点。7月は32得点とし、64年5月の広瀬叔功(南海)、13年8月の村田修一(巨)に並ぶ月間得点のプロ野球記録を達成。左打者では67年8月の王貞治(巨)、13年8月の梶谷(D)の31を抜く最多得点となった。また、7月の柳田は月間39安打、出塁率・556をマーク。安打は18年5月の41に次ぐ自己2位、出塁率は15年6月の・554を上回る自己最高となった。
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