0001砂漠のマスカレード ★2019/11/04(月) 17:47:59.03ID:zCMm2GwG9
2010年以降で新たに誕生した日本人メジャーリーガーは、投打の二刀流プレーヤーである大谷翔平を除くと打者はわずか4人。
2011年の西岡剛(ツインズ)、2012年の青木宣親(ブルワーズほか)と川崎宗則(ブルージェイズほか)、2013年の田中賢介(ジャイアンツ)のみだったが、今年は一気に3人の打者がメジャー移籍を実現させるかもしれない。
その3人とは筒香嘉智(DeNA)、秋山翔吾(西武)の両外野手、そして、菊池涼介内野手(広島)だ。
このうち筒香はポスティングシステムでの移籍を目指すことを表明し、秋山は海外フリーエージェント権を行使する。菊池は国内FA権の行使見送りを表明したものの、
11月1日時点ではポスティングでのメジャー挑戦の可能性を残している。
気になるのは、彼らがどういった形でメジャー移籍を実現させられるかだ。
日本人メジャーリーガーの打者たちはイチロー(マリナーズほか)という大成功例や松井秀喜(ヤンキースほか)の活躍こそあったものの、
それ以外の選手は総じて日本時代の実績からすると物足りない結果に終わっている。
それもあってか、冒頭で紹介した4人のうち、すんなりとメジャー契約を結べたのは西岡だけ。
日本での実績がやや低めだった川崎と田中はマイナー契約からのスタートで、青木はポスティングで交渉権を獲得したブルワーズがワークアウトを実施してからようやく2年契約を結ぶという異例の船出だった。
それでも大谷が打者としてもメジャーで十分に通用すると証明したことは、今オフにメジャー移籍を狙う選手たちにとって追い風になるのは確か。
特に長打力でアピールしたい筒香にとっては、日本での打者としての実績は大谷以上であることを前面に押し出していきたいだろう。
ただし、筒香には守備力の不安が付きまとう。メジャーリーガーの外野手、特に強豪チームは打力のみで勝負するにはスーパースター級でないと厳しく、
現実的に契約の可能性が高いチームは指名打者制を採用しているア・リーグの中堅以下のチームになるだろうか。
左の強打者(できれば外野手)が欲しいホワイトソックスなどは筒香に興味を示す可能性が十分にある。
そのほかでは、外野の層が薄く、日本人選手とは縁の深いマリナーズや、
今季途中に獲得したヤシエル・プイグ外野手がFAとなるインディアンスなどが新天地候補に上がるかもしれない。
秋山については、俊足巧打で左打ちの外野手という点では青木が参考になりそうだ。
11年オフに青木を獲得したブルワーズは、この年の地区優勝チーム。外野には主砲ライアン・ブラウン、俊足カルロス・ゴメス、長打力のあるコーリー・ハートが揃っていたが、
ハートが一塁へコンバートされることで一枠が空いた。
この幸運を青木は逃さず、後にDeNA入りするナイジャー・モーガンとのレギュラー争いを制して1年目から規定打席に到達する健闘を見せた。
とはいえ、青木の当初の評価はモーガンと控え外野手を争う立場で、開幕直後は代打や守備固めでの起用が多かった。
30歳でメジャー挑戦するまで、青木は首位打者3回、最多安打2回、盗塁王1回、6年連続ゴールドグラブ賞と数々のタイトルを獲得していたにもかかわらずだ。
これに対して秋山は首位打者1回、最多安打4回、ゴールデングラブ賞は5年連続を含む通算6回と、実績は青木とほぼ同等。
ただし来年で32歳という年齢は、メジャーデビュー当時の青木より2歳年上となる。
一般的にメジャーリーグではスピードを武器とするタイプのヒットメーカーは30歳を超えると評価がしぶくなり、実際に成績も下降線に入ることが多くなる。
加えて不運なことに、秋山は10月末の国際親善試合で死球を受けて右足薬指を骨折してしまった。
これにより最後のアピール機会になるはずだった11月のプレミア12は出場不可能に。メジャー移籍へ向けて逆風を受けているのは否めない。
菊池に関してはまだ正式にメジャー挑戦を表明していないため、契約状況をうんぬんするのは勇み足かもしれない。
だが、日本人内野手のメジャーでの苦闘の歴史は、菊池にとって厳しい現実となる可能性を示している。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191104-00000001-sasahi-base&p=2
11/4(月) 16:00配信
2011年の西岡剛(ツインズ)、2012年の青木宣親(ブルワーズほか)と川崎宗則(ブルージェイズほか)、2013年の田中賢介(ジャイアンツ)のみだったが、今年は一気に3人の打者がメジャー移籍を実現させるかもしれない。
その3人とは筒香嘉智(DeNA)、秋山翔吾(西武)の両外野手、そして、菊池涼介内野手(広島)だ。
このうち筒香はポスティングシステムでの移籍を目指すことを表明し、秋山は海外フリーエージェント権を行使する。菊池は国内FA権の行使見送りを表明したものの、
11月1日時点ではポスティングでのメジャー挑戦の可能性を残している。
気になるのは、彼らがどういった形でメジャー移籍を実現させられるかだ。
日本人メジャーリーガーの打者たちはイチロー(マリナーズほか)という大成功例や松井秀喜(ヤンキースほか)の活躍こそあったものの、
それ以外の選手は総じて日本時代の実績からすると物足りない結果に終わっている。
それもあってか、冒頭で紹介した4人のうち、すんなりとメジャー契約を結べたのは西岡だけ。
日本での実績がやや低めだった川崎と田中はマイナー契約からのスタートで、青木はポスティングで交渉権を獲得したブルワーズがワークアウトを実施してからようやく2年契約を結ぶという異例の船出だった。
それでも大谷が打者としてもメジャーで十分に通用すると証明したことは、今オフにメジャー移籍を狙う選手たちにとって追い風になるのは確か。
特に長打力でアピールしたい筒香にとっては、日本での打者としての実績は大谷以上であることを前面に押し出していきたいだろう。
ただし、筒香には守備力の不安が付きまとう。メジャーリーガーの外野手、特に強豪チームは打力のみで勝負するにはスーパースター級でないと厳しく、
現実的に契約の可能性が高いチームは指名打者制を採用しているア・リーグの中堅以下のチームになるだろうか。
左の強打者(できれば外野手)が欲しいホワイトソックスなどは筒香に興味を示す可能性が十分にある。
そのほかでは、外野の層が薄く、日本人選手とは縁の深いマリナーズや、
今季途中に獲得したヤシエル・プイグ外野手がFAとなるインディアンスなどが新天地候補に上がるかもしれない。
秋山については、俊足巧打で左打ちの外野手という点では青木が参考になりそうだ。
11年オフに青木を獲得したブルワーズは、この年の地区優勝チーム。外野には主砲ライアン・ブラウン、俊足カルロス・ゴメス、長打力のあるコーリー・ハートが揃っていたが、
ハートが一塁へコンバートされることで一枠が空いた。
この幸運を青木は逃さず、後にDeNA入りするナイジャー・モーガンとのレギュラー争いを制して1年目から規定打席に到達する健闘を見せた。
とはいえ、青木の当初の評価はモーガンと控え外野手を争う立場で、開幕直後は代打や守備固めでの起用が多かった。
30歳でメジャー挑戦するまで、青木は首位打者3回、最多安打2回、盗塁王1回、6年連続ゴールドグラブ賞と数々のタイトルを獲得していたにもかかわらずだ。
これに対して秋山は首位打者1回、最多安打4回、ゴールデングラブ賞は5年連続を含む通算6回と、実績は青木とほぼ同等。
ただし来年で32歳という年齢は、メジャーデビュー当時の青木より2歳年上となる。
一般的にメジャーリーグではスピードを武器とするタイプのヒットメーカーは30歳を超えると評価がしぶくなり、実際に成績も下降線に入ることが多くなる。
加えて不運なことに、秋山は10月末の国際親善試合で死球を受けて右足薬指を骨折してしまった。
これにより最後のアピール機会になるはずだった11月のプレミア12は出場不可能に。メジャー移籍へ向けて逆風を受けているのは否めない。
菊池に関してはまだ正式にメジャー挑戦を表明していないため、契約状況をうんぬんするのは勇み足かもしれない。
だが、日本人内野手のメジャーでの苦闘の歴史は、菊池にとって厳しい現実となる可能性を示している。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191104-00000001-sasahi-base&p=2
11/4(月) 16:00配信