0001鉄チーズ烏 ★2019/05/02(木) 07:03:21.56ID:Mp1yzK099
峯岸みなみの男の好みは一貫している。なんかこう、ホストっぽい雰囲気の男が好きなんだろうな。NGT問題で激震が走る中、毎度ながらというべきか、脇の甘い熱愛報道が出た峯岸。まずは舞台共演中の年上の俳優とハグ、その後飲み会に合流するや保釈中の「青汁王子」に寄り添う様子が報道されたのだった。坊主事件の時のLDH所属タレントといい、ゴールデンボンバーの喜矢武豊といい、ウワサになるのは前髪が長くて眉が整った男ばかり。ブレない女。
しかし、意外とその「人は見た目」問題に対し、ひとつの答えを出そうとしていたのがAKB総選挙だったのではないか、とも思う。握手会商法は確かに音楽界に衝撃を与え、同時に大きな反発も呼んだ。しかし、指原莉乃や須田亜香里しかり、クラスで1番の美人、とまでは言えない子が、握手会やファンサービスできめ細やかに対応していくことで、だんだんと上位に食い込んでいく現象が起きた。それはただの美少女ランキングにはならなかったことの証明にもなったのではないか。そもそも容姿の良し悪しも主観的な部分は大きいが、握手会での「ファン心をくすぐる対応力」や、メイクやダイエット(整形疑惑も含めて)を頑張り、可愛さの底上げを図る「努力」、バラエティで爪痕を残す「ガッツ」など、容姿以外の部分も加算させていく、そのためなら何をやってもいいというやったもん勝ちのえげつなさも肯定してみせたコンテストとしては画期的だったのかもな、と思う。
さて、そんなAKB総選挙が今年は中止となる。1位は誰になるかより、文春砲の餌食は誰かに注目が集まるようになってきた感のあるこの頃ではあった。そうしたリスクマネジメントもあるだろうし、NGT事件の余波もあるだろう。指原莉乃は卒業、かつての黄金時代を築いたメンバーも結婚・出産・熱愛中。グループとしての勢いも、世間の興味も含めてひと段落してきたのかもしれない。
■1位の恩恵ではばたく女、つまづく女
とはいえ、1位になるのとならないのでは、知名度に大きな違いが出る。しかし1位になったメンバーの中での、浮き沈みの差は大きかった。印象的なのは昨年に1位の栄冠を獲得したSKE48の松井珠理奈だ。秋元Pをして10年に一人の逸材と呼ばれた女。当時の奇妙なテンションのコメントや、HKT48の宮脇咲良との確執をささやかれたインタビューは明らかにおかしかった。その様子が大きなバッシングにつながり、1位を獲得した直後に体調不良で休業。運をつかんだと見えたが波に乗れなかったチャンピオンである。一方でちゃんと踊って、と言われた側の宮脇は日韓合同プロジェクトを経て、今はIZ ONEとして活躍中だ。誰がどうなるかわからないものである。
同様に第2回・第4回の覇者の大島優子も、今ひとつぱっとしない。卒業後は女優で羽ばたくかと思いきや、後輩の総選挙での態度を言外になじる動画を投稿し大炎上になっていた。つまり、1位の栄誉をかさに着て公の場で︎後輩にいちゃもんをつける女はダメになっている。第6回で悲願の1位を達成した渡辺麻友も、正統派アイドルがようやく、という感もあったが、後に後輩を整形モンスターなどと揶揄する裏アカウントが誤爆した過去がある。
やったもん勝ちの総選挙でも、1位を獲ったと浮かれて飛び出そうとする女は失速する。一方、指原は言うに及ばず、前田敦子も卒業直後の泥酔号泣合コンをすっぱ抜かれた。しかし2人の原動力は、総選挙1位という看板ではなく、自分の失敗をバネに、というタフさだったのではないだろうか。1位を獲ることで、安心してしまう女と、1位を穫っても不安を拭えず頑張り続ける女。それが1位ではばたく女とつまづく女の差。そういう意味でも、AKB総選挙はただの美人コンテストではなく、忍耐力の勝負でもあるのかもしれない。
今年の総選挙中止に気落ちしたメンバーやファンも多いだろうが、勝負は総選挙ではなく、総選挙の後が本番なのではないだろうか。かつての覇者たちを見て思う次第である。
(冨士海ネコ)
2019年5月2日 掲載
5/2(木) 5:59配信 デイリー新潮
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190502-00560891-shincho-ent
https://www.dailyshincho.jp/wp-content/uploads/2019/05/1905020559_1-714x476.jpg
しかし、意外とその「人は見た目」問題に対し、ひとつの答えを出そうとしていたのがAKB総選挙だったのではないか、とも思う。握手会商法は確かに音楽界に衝撃を与え、同時に大きな反発も呼んだ。しかし、指原莉乃や須田亜香里しかり、クラスで1番の美人、とまでは言えない子が、握手会やファンサービスできめ細やかに対応していくことで、だんだんと上位に食い込んでいく現象が起きた。それはただの美少女ランキングにはならなかったことの証明にもなったのではないか。そもそも容姿の良し悪しも主観的な部分は大きいが、握手会での「ファン心をくすぐる対応力」や、メイクやダイエット(整形疑惑も含めて)を頑張り、可愛さの底上げを図る「努力」、バラエティで爪痕を残す「ガッツ」など、容姿以外の部分も加算させていく、そのためなら何をやってもいいというやったもん勝ちのえげつなさも肯定してみせたコンテストとしては画期的だったのかもな、と思う。
さて、そんなAKB総選挙が今年は中止となる。1位は誰になるかより、文春砲の餌食は誰かに注目が集まるようになってきた感のあるこの頃ではあった。そうしたリスクマネジメントもあるだろうし、NGT事件の余波もあるだろう。指原莉乃は卒業、かつての黄金時代を築いたメンバーも結婚・出産・熱愛中。グループとしての勢いも、世間の興味も含めてひと段落してきたのかもしれない。
■1位の恩恵ではばたく女、つまづく女
とはいえ、1位になるのとならないのでは、知名度に大きな違いが出る。しかし1位になったメンバーの中での、浮き沈みの差は大きかった。印象的なのは昨年に1位の栄冠を獲得したSKE48の松井珠理奈だ。秋元Pをして10年に一人の逸材と呼ばれた女。当時の奇妙なテンションのコメントや、HKT48の宮脇咲良との確執をささやかれたインタビューは明らかにおかしかった。その様子が大きなバッシングにつながり、1位を獲得した直後に体調不良で休業。運をつかんだと見えたが波に乗れなかったチャンピオンである。一方でちゃんと踊って、と言われた側の宮脇は日韓合同プロジェクトを経て、今はIZ ONEとして活躍中だ。誰がどうなるかわからないものである。
同様に第2回・第4回の覇者の大島優子も、今ひとつぱっとしない。卒業後は女優で羽ばたくかと思いきや、後輩の総選挙での態度を言外になじる動画を投稿し大炎上になっていた。つまり、1位の栄誉をかさに着て公の場で︎後輩にいちゃもんをつける女はダメになっている。第6回で悲願の1位を達成した渡辺麻友も、正統派アイドルがようやく、という感もあったが、後に後輩を整形モンスターなどと揶揄する裏アカウントが誤爆した過去がある。
やったもん勝ちの総選挙でも、1位を獲ったと浮かれて飛び出そうとする女は失速する。一方、指原は言うに及ばず、前田敦子も卒業直後の泥酔号泣合コンをすっぱ抜かれた。しかし2人の原動力は、総選挙1位という看板ではなく、自分の失敗をバネに、というタフさだったのではないだろうか。1位を獲ることで、安心してしまう女と、1位を穫っても不安を拭えず頑張り続ける女。それが1位ではばたく女とつまづく女の差。そういう意味でも、AKB総選挙はただの美人コンテストではなく、忍耐力の勝負でもあるのかもしれない。
今年の総選挙中止に気落ちしたメンバーやファンも多いだろうが、勝負は総選挙ではなく、総選挙の後が本番なのではないだろうか。かつての覇者たちを見て思う次第である。
(冨士海ネコ)
2019年5月2日 掲載
5/2(木) 5:59配信 デイリー新潮
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190502-00560891-shincho-ent
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