0001サイカイへのショートカット ★2018/02/19(月) 12:54:35.14ID:CAP_USER9
金当確! スケート「小平奈緒」を支援する「足長おじさん」
2/18(日) 5:59配信 デイリー新潮
https://www.dailyshincho.jp/article/2018/02180559/?all=1
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180218-00537950-shincho-spo
日本選手団の主将も務める小平
https://www.dailyshincho.jp/wp-content/uploads/2018/02/1802180559_1.jpg
「オリンピックには魔物が棲んでいる」と言われるが、そうした得体の知れないものに邪魔されない限りは、この人の金メダルは揺るがないだろう。スピードスケートの小平奈緒(31)。間もなくオリンピックチャンピオンになろうとしている彼女が歩んできたのは、決して“王道”ではない選手人生。その陰には「足長おじさん」の存在があった。
500メートルでは、2016年からW杯や世界選手権などで24連勝中と“無敵”。1000メートルでも昨年末のW杯で世界新記録を樹立し、勢い込んで平昌の地に乗り込んだ小平奈緒はこれまで、自らの意志で道を切り拓いてきた選手である。
長野県茅野市出身。3歳でスケートを始めた小平が、現在もタッグを組む結城匡啓コーチの存在を知ったのは、11歳の時だ。当時行われていた長野五輪、男子500メートルで金メダルを獲得した清水宏保氏のコーチを務めていたのが、結城氏であった。そして、中学の時、結城氏が指導している信州大学スケート部の練習を見かけ、「将来は信州大へ」と思い定めた。
ジュニア時代に頭角を現し、高校卒業後は実業団に入って10代のうちから世界の舞台で活躍する。これが女子スピードスケート選手が歩む“王道”だという。小平は高校の時にインターハイで500メートル、1000メートルの2冠を達成。高校卒業前には複数の実業団から勧誘を受けるもそれを断り、初志を貫く形で信州大に入学して結城氏に師事した。
◆オランダ修業の際も…
そんな小平の現在の所属先は、企業ではなく、長野県松本市にある「相澤病院」である。
「今では周りから、“すごい広告塔だね”なんて冗談を言われることもあって、ちょっと困惑しますね」
そう語るのは、相澤病院の相澤孝夫理事長(70)。
「時々、選手がその所属企業のテレビCMに出ているのを見ますけれど、選手によってはああいうCM撮影なんかもストレスに感じる人がいるんじゃないかな」
09年初め、信州大卒業後も結城氏の指導を受けるため、小平は地元での雇用先を探していた。そんな彼女に手を差し伸べたのが、相澤理事長だった。
「彼女に対しては、毎月の給与の他に、住居費用や遠征費用など、スケートにかかるあらゆる面で、可能な限りの支援をしています。一応、病院のスタッフということになっていますが、最初から働いてもらうつもりはありませんでした」
4年前のソチ五輪の後、オランダで修業したい、と相談された際には、
「“病院に留学制度があるからそれを利用したらどうか”と伝え、実際、その形での2年間の留学となりました。現在、彼女に支払っている給与は年収ベースで500万円以上。渡航費用なども含めると、年間2000万円から3000万円くらいでしょうか」
それでいて見返りを求めないのだから、まさに「足長おじさん」。2月18日に行われる女子500メートルは現地で観戦するという。
「週刊新潮」2018年2月15日号 掲載
2/18(日) 5:59配信 デイリー新潮
https://www.dailyshincho.jp/article/2018/02180559/?all=1
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180218-00537950-shincho-spo
日本選手団の主将も務める小平
https://www.dailyshincho.jp/wp-content/uploads/2018/02/1802180559_1.jpg
「オリンピックには魔物が棲んでいる」と言われるが、そうした得体の知れないものに邪魔されない限りは、この人の金メダルは揺るがないだろう。スピードスケートの小平奈緒(31)。間もなくオリンピックチャンピオンになろうとしている彼女が歩んできたのは、決して“王道”ではない選手人生。その陰には「足長おじさん」の存在があった。
500メートルでは、2016年からW杯や世界選手権などで24連勝中と“無敵”。1000メートルでも昨年末のW杯で世界新記録を樹立し、勢い込んで平昌の地に乗り込んだ小平奈緒はこれまで、自らの意志で道を切り拓いてきた選手である。
長野県茅野市出身。3歳でスケートを始めた小平が、現在もタッグを組む結城匡啓コーチの存在を知ったのは、11歳の時だ。当時行われていた長野五輪、男子500メートルで金メダルを獲得した清水宏保氏のコーチを務めていたのが、結城氏であった。そして、中学の時、結城氏が指導している信州大学スケート部の練習を見かけ、「将来は信州大へ」と思い定めた。
ジュニア時代に頭角を現し、高校卒業後は実業団に入って10代のうちから世界の舞台で活躍する。これが女子スピードスケート選手が歩む“王道”だという。小平は高校の時にインターハイで500メートル、1000メートルの2冠を達成。高校卒業前には複数の実業団から勧誘を受けるもそれを断り、初志を貫く形で信州大に入学して結城氏に師事した。
◆オランダ修業の際も…
そんな小平の現在の所属先は、企業ではなく、長野県松本市にある「相澤病院」である。
「今では周りから、“すごい広告塔だね”なんて冗談を言われることもあって、ちょっと困惑しますね」
そう語るのは、相澤病院の相澤孝夫理事長(70)。
「時々、選手がその所属企業のテレビCMに出ているのを見ますけれど、選手によってはああいうCM撮影なんかもストレスに感じる人がいるんじゃないかな」
09年初め、信州大卒業後も結城氏の指導を受けるため、小平は地元での雇用先を探していた。そんな彼女に手を差し伸べたのが、相澤理事長だった。
「彼女に対しては、毎月の給与の他に、住居費用や遠征費用など、スケートにかかるあらゆる面で、可能な限りの支援をしています。一応、病院のスタッフということになっていますが、最初から働いてもらうつもりはありませんでした」
4年前のソチ五輪の後、オランダで修業したい、と相談された際には、
「“病院に留学制度があるからそれを利用したらどうか”と伝え、実際、その形での2年間の留学となりました。現在、彼女に支払っている給与は年収ベースで500万円以上。渡航費用なども含めると、年間2000万円から3000万円くらいでしょうか」
それでいて見返りを求めないのだから、まさに「足長おじさん」。2月18日に行われる女子500メートルは現地で観戦するという。
「週刊新潮」2018年2月15日号 掲載