0001pathos ★@無断転載は禁止2017/09/26(火) 20:12:57.05ID:CAP_USER9
巨人が「清宮1位」の方針を固めたようだ。
早実の清宮幸太郎(3年)がプロ入りを表明したさる22日、鹿取義隆GMは「どの球団も上位、1位が多いでしょうね」とコメント。明言こそ避けたものの、球団内では「競合した場合のくじ引き役は監督に務めてもらう」とのコンセンサスができているという。
「巨人は今秋ドラフトの1位候補として、社会人ナンバーワン左腕の田嶋(大樹=JR東日本)、今夏の甲子園で大会新記録となる6本塁打をマークした超高校級捕手の中村(奨成=広陵)も検討していた。清宮に『特A』の評価をする一方、この2人を含めて10人程度の上位候補をリストアップしていたのは、清宮に大学進学の可能性があったからだけではない。メジャー志向の強い清宮を指名する場合、早期の米球界挑戦を可能にするポスティングの問題が浮上する懸念があったからです」(巨人OB)
周知の通り、巨人は所属選手のポスティング移籍を認めていない。制度が導入された98年以降、延べ10球団(23選手)がポスティングシステムを申請、15選手が米球界へ移籍したが、巨人とソフトバンクだけが一度も同制度を行使していない。
特に巨人は、渡辺恒雄読売新聞グループ本社代表取締役主筆(91)がオーナー時代から、「選手を売り飛ばすなんて言語道断。もっと愛国心を持て」と他球団、ポスティング制度を批判。メジャー志向のあった上原浩治(現カブス)、入来祐作(現ソフトバンク三軍コーチ)らはことごとくその希望をはね返され、自ら勝ち取ったFA権でメジャー挑戦を決断した松井秀喜すら、「裏切り者と言われるかもしれない」と涙ながらに海を渡った。それほどまでに巨人では、メジャー移籍に対する後ろ向きな雰囲気、空気が漂っているのだ。
清宮は、将来的なメジャー挑戦を目標に置き、それを公言している。そんな清宮の1位指名を決めている他球団の関係者は、「ルール上、移籍を前提にした交渉は認められていない。何年後にメジャーに行かせるという約束はできないが、ポスティングに理解があるということはアピールするつもり」と異口同音に言う。
メディアも「阪神 ポスティング容認!」「阪神 メジャーOK」と書き立てており、ポスティングによる早期のメジャー挑戦が、清宮入団の条件として既成事実化しつつある。清宮はプロ志望届提出後に獲得希望球団と面談を行う予定で、昨24日にはラグビーのヤマハ発動機で監督を務める父・克幸氏が、「タイミングが合えば」とプロ球団との話し合いに同席する意向を示した。当然そこでは、各球団の育成方針などとあわせて、ポスティングやメジャー挑戦に対する考え方、対応も俎上に載せるとみられている。
「それでも、巨人が清宮を1位指名するということは、従来の方針から転換するということ。少なくとも周囲にはそういう印象を与える。実際、球団の中には、『ポスティング制度が定着し、選手をお金で売るという当初のイメージはなくなりつつある。巨人だけ認めないという姿勢は時代に合わない』という容認派が少なくない。最終的には渡辺主筆の判断になるのだろうが、清宮は巨人が待望するスター候補の長距離砲。ポスティングに関する球団の姿勢がマイナスになるなら、渡辺主筆も軟化すると読売関係者もみている。ただし、そうなったらそうなったでチーム内に大きな波紋を呼ぶでしょう。例えばエースの菅野のように、巨人にもメジャー予備軍がいるわけですから」(チーム関係者)
入団5年目を迎えた菅野智之(27)は今季ここまで、リーグ1位の16勝(5敗)、防御率1・64をマーク。球団史上ワーストの13連敗を記録するなどズタボロのチーム状態をものともせず、リーグトップの6完投4完封をマークするなど、日本球界では敵なしになりつつある。日本のエースとして臨んだ3月のWBC準決勝では、年俸総額100億円超の強力米国打線を相手に6回3安打1失点(自責点ゼロ)。ある米スカウトが、「即戦力の投手としては大谷(翔平=日本ハム)以上の評価をしている」と言うように、メジャーからも注目されている。
そういう状況の中、アマ時代からメジャー志向があるといわれる菅野が海外FA権を手にするのは、早くても4年後の2021年、32歳になる年まで待たなければいけない。清宮の1位指名を契機に巨人がポスティング容認に舵を切ることになれば、エースのメジャー挑戦希望を刺激する可能性が大だ。伯父である原辰徳前監督がチームを去り、5年間で60勝を挙げてエースの役目を果たした菅野が、次のステージに視線を向けるのはむしろ自然なことだろう。後に続く若手選手も出てくることが予想される。
巨人の「清宮1位指名」は、チーム内にさまざまな波紋を呼びそうだ。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170926-00000014-nkgendai-base
早実の清宮幸太郎(3年)がプロ入りを表明したさる22日、鹿取義隆GMは「どの球団も上位、1位が多いでしょうね」とコメント。明言こそ避けたものの、球団内では「競合した場合のくじ引き役は監督に務めてもらう」とのコンセンサスができているという。
「巨人は今秋ドラフトの1位候補として、社会人ナンバーワン左腕の田嶋(大樹=JR東日本)、今夏の甲子園で大会新記録となる6本塁打をマークした超高校級捕手の中村(奨成=広陵)も検討していた。清宮に『特A』の評価をする一方、この2人を含めて10人程度の上位候補をリストアップしていたのは、清宮に大学進学の可能性があったからだけではない。メジャー志向の強い清宮を指名する場合、早期の米球界挑戦を可能にするポスティングの問題が浮上する懸念があったからです」(巨人OB)
周知の通り、巨人は所属選手のポスティング移籍を認めていない。制度が導入された98年以降、延べ10球団(23選手)がポスティングシステムを申請、15選手が米球界へ移籍したが、巨人とソフトバンクだけが一度も同制度を行使していない。
特に巨人は、渡辺恒雄読売新聞グループ本社代表取締役主筆(91)がオーナー時代から、「選手を売り飛ばすなんて言語道断。もっと愛国心を持て」と他球団、ポスティング制度を批判。メジャー志向のあった上原浩治(現カブス)、入来祐作(現ソフトバンク三軍コーチ)らはことごとくその希望をはね返され、自ら勝ち取ったFA権でメジャー挑戦を決断した松井秀喜すら、「裏切り者と言われるかもしれない」と涙ながらに海を渡った。それほどまでに巨人では、メジャー移籍に対する後ろ向きな雰囲気、空気が漂っているのだ。
清宮は、将来的なメジャー挑戦を目標に置き、それを公言している。そんな清宮の1位指名を決めている他球団の関係者は、「ルール上、移籍を前提にした交渉は認められていない。何年後にメジャーに行かせるという約束はできないが、ポスティングに理解があるということはアピールするつもり」と異口同音に言う。
メディアも「阪神 ポスティング容認!」「阪神 メジャーOK」と書き立てており、ポスティングによる早期のメジャー挑戦が、清宮入団の条件として既成事実化しつつある。清宮はプロ志望届提出後に獲得希望球団と面談を行う予定で、昨24日にはラグビーのヤマハ発動機で監督を務める父・克幸氏が、「タイミングが合えば」とプロ球団との話し合いに同席する意向を示した。当然そこでは、各球団の育成方針などとあわせて、ポスティングやメジャー挑戦に対する考え方、対応も俎上に載せるとみられている。
「それでも、巨人が清宮を1位指名するということは、従来の方針から転換するということ。少なくとも周囲にはそういう印象を与える。実際、球団の中には、『ポスティング制度が定着し、選手をお金で売るという当初のイメージはなくなりつつある。巨人だけ認めないという姿勢は時代に合わない』という容認派が少なくない。最終的には渡辺主筆の判断になるのだろうが、清宮は巨人が待望するスター候補の長距離砲。ポスティングに関する球団の姿勢がマイナスになるなら、渡辺主筆も軟化すると読売関係者もみている。ただし、そうなったらそうなったでチーム内に大きな波紋を呼ぶでしょう。例えばエースの菅野のように、巨人にもメジャー予備軍がいるわけですから」(チーム関係者)
入団5年目を迎えた菅野智之(27)は今季ここまで、リーグ1位の16勝(5敗)、防御率1・64をマーク。球団史上ワーストの13連敗を記録するなどズタボロのチーム状態をものともせず、リーグトップの6完投4完封をマークするなど、日本球界では敵なしになりつつある。日本のエースとして臨んだ3月のWBC準決勝では、年俸総額100億円超の強力米国打線を相手に6回3安打1失点(自責点ゼロ)。ある米スカウトが、「即戦力の投手としては大谷(翔平=日本ハム)以上の評価をしている」と言うように、メジャーからも注目されている。
そういう状況の中、アマ時代からメジャー志向があるといわれる菅野が海外FA権を手にするのは、早くても4年後の2021年、32歳になる年まで待たなければいけない。清宮の1位指名を契機に巨人がポスティング容認に舵を切ることになれば、エースのメジャー挑戦希望を刺激する可能性が大だ。伯父である原辰徳前監督がチームを去り、5年間で60勝を挙げてエースの役目を果たした菅野が、次のステージに視線を向けるのはむしろ自然なことだろう。後に続く若手選手も出てくることが予想される。
巨人の「清宮1位指名」は、チーム内にさまざまな波紋を呼びそうだ。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170926-00000014-nkgendai-base