キムランド

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0001非通知さん@アプリ起動中 (初段) (アウアウカー)2018/11/13(火) 22:07:32.24a

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「静かにしろ」
師匠は喚き散らす僕に目もくれず、松浦の残していった『心霊写真』だという四枚の写真の方に手を伸ばす。
「あいつは、見えてるよ」
一枚一枚、丁寧に眺めながら師匠はぼそりと言った。
「え?なにがですか」
「霊の話をしてると、寄って来るって話、昨日したろ」
した。確かに、松浦の前で師匠はそう言った。その直後、松浦は師匠と同じように窓の外に顔を向けたのだ。
僕が子どものころならば、『バカが見る、ブタのケツ』とでも言って、その臆病振りを小馬鹿にするところだ。
しかし師匠は驚くようなことを言った。
「あれ、通ってたんだよ。窓の外に」
「は?」
「浮遊霊の類かな。髪がぼさぼさに伸びた、女だか男だか分かんない気持ち悪いのが。
 そういう話に惹かれてだと思うけど、すうっ、とな。だからそう言ったんだけど」
僕は唖然とした。そんなもの、全然気づいていなかった。ただの冗談だとしか。
「あいつは、見えてたよ。わたしが話を振るよりも一瞬早く、そっちに顔を向けてた」
そんな。
しかし妙に符合するものがある。

ツーラーガチでbanされまくってんな
箱を掘りまくったやつログを掘られまくってるっぽいな

>>945
どれもタイトル長すぎて見切れてるの草

HLもソロで倒せないのかよ
雑魚が

>>950

>>930
あーイチソ

あの、師匠と松浦が二人して窓の外を見た後、
驚いたような表情で真っ直ぐに向き合って、お互いをしばらく見詰め合っていた。
あの瞬間、口には出さずとも、互いに認め合ったということか。
胸の奥がチクリと痛くなった。
僕には、見えていなかった。
師匠が四枚のL判写真を机の上でトントンと整え、また一枚目から丹念に眺めていく。
幽霊を信じるヤクザ。
それを笑いたい。役に立たない自分の代わりに。
幽霊を信じるなら、人の恨みを買う、そんな家業から足を洗えばいいのに。馬鹿なやつだ。
それを笑いたい。
笑いたかった。
静かに時間が過ぎた。

0959非通知さん@アプリ起動中 (JP)2018/11/13(火) 23:28:01.47H
けもガイジの発狂楽しみ
けもフレ2売れてほしい
https://i.imgur.com/nnYc7hg.jpg

0960非通知さん@アプリ起動中 (ワッチョイ)2018/11/13(火) 23:28:08.220
>>945
みざちゃんって多才だよな

>>945
ワロツァ

十分ほど経っただろうか。ふいに事務所の電話が鳴った。
ドキリとした。電話の音はなぜこんなに人を不安にさせるのか。
「はい、小川調査事務所」
師匠が電話に出る。しかし、会話は続かなかった。
「もしもし?もしもーし。小川調査事務所ですが」
師匠は「もしもし」と繰り返している。電話が遠いのだろうか。
僕は思わずそばに近寄って、師匠の持つ受話器に耳をくっつける。
「もしもし?聞えないから、切りますよ。いいですか……」
師匠はそう言ってから、たっぷり十秒待って、口を開いた。
「田村か」
電話の向こうで笑う気配。
「田村だな。どういうつもりだ」
電話を掛けてきたのは田村なのか。松浦が石田組を挙げて捜索しているにも関わらず逃げおおせている張本人の。
「心配しなくても、石田組のやつらはいない。押し掛けて来たけど、もう帰ったよ。
 全く、お前のせいでこっちはいい迷惑だ。どう仕舞いをつけるつもりなんだ」
師匠が田村を非難しながら、空いている方の手で着ているジャケットの内側を探っている。

ツーラー後追いでどんどんBANされてて笑いが止まらんw

>>955
すまん無理

そしてなにか紙のようなものを取り出した。
「こんなやばいもの、預けやがって」
僕は本当に驚いた。目を疑うというやつだ。
師匠が懐から取り出したのは、写真だった。
それも、色褪せてはいるが、複写される前の、消えた大逆事件のメンバーたちが『老人』を囲む写真。
和服姿の初老の男の顔に、なんの歪みも、汚れもない正真正銘の、現物。
眉間と頬に深い皺の刻まれた厳しい顔が、すべてを見下すようにわずかに顎を上げてみせている。
なぜ。なぜここにオリジナルが。
その言葉しか頭に浮かばなかった。
だが、すぐにその答えも見つかる。
あの時だ。礼も言わずに帰るのか、と師匠が言った後、田村がよろけるようにして肩をぶつけ、去って行ったあの時。
あの一瞬に、田村は隠し持っていた写真を師匠の服のどこかに滑り込ませたのだ。
師匠はそれに気づいていながら、ヤクザたちの尋問にもすっ呆けて押し通していたというのか。
「どうしてなんだよ」
師匠が写真を手にしたまま問い掛ける。その写真の裏側に、鉛筆で走り書きがしてあるのに気づいた。

>>947
3000円でいいかな
全ての童貞村民から三千円徴収したら倉が立ちそう

老人
そう書いてあった。師匠の字ではない。
そうか。また、ふに落ちるものを感じた。
師匠が昨日の松浦との会話の中で、『老人』の名前を出した時、
なぜそれを知っている、と問い詰められ、田村がうわごとでそう言ったと答えたのだが、
僕の記憶している限り、田村は意識を失うことはなかったはずだった。
痛みと疲れで息をするのがやっと、という状態だったが、それでも油断なく周囲に意識を張り巡らせていた。
師匠は『老人』の名を、田村から聞いたのではなく、
写真の裏側に、まるでその写真の主題であるかのように書かれた文字から知ったのだ。
そしてその『老人』とはなんなのか、危険を承知で松浦にカマをかけた。
『…………逃げ切れる自信がなかったからだ』
田村の声だ。
確かに受話器の向こう側にいるのは、昨日小川調査事務所にふらりと現れて、そして去って行ったあの男だった。

>>955
できるけどそれ毎日やれと言われたらグラブルやめる

>>960
動画も編集できて小説も執筆できちゃうって?

『やつらに捕まっても、写真が手元になければ、俺の命を保障する、有効な取引材料になる』
「そのせいでわたしたちを巻き込んだのか」
『……悪いとは思っている。しかし背に腹は代えられない、ってやつでな』
「病院には行ったのか?傷はどうだ」
『気にするな。どうってことはない』
「よく逃げ切れたな。捕まったって聞いたぞ」
『奇跡的にな』
「誰か刺しでもして振り切ったのか」
『本職相手に、そんなこと出来るわけがないだろう』
師匠はそこでなにか少し考えるような間を空けた。そうして確かめるようにゆっくりと問い掛ける。
「あの電話、お前か」
あの電話?
一瞬何のことか分からなかったが、ふいに閃くものがあった。
小川調査事務所に掛かってきた、田村を見つけた、という電話だ。
あの時は、老けた顔のヤクザが電話を取ったのだが、あの電話のおかげで小川調査事務所からマークが外れたのだった。
もしあのままなら、ひょっとすると拷問まがいの本格的な取調べをされ、
師匠がその時持っていた本物の写真も発見されていたかも知れない。

哲也も暇だからってツーラーBANして遊んでるの草

みざの作品はいかにも偏差値37って感じの
文法がおかしい作文見れるで

ソロで倒してゴミ掴んでどうすんの?

アクティブどうなるか楽しみだねぇ

>>945
残酷な描写(レイプ)

アルティメットちんぽっぽー!(^ν^)

>>955
時間の無駄ってわからないかな?

>>966
申し訳ないから10万は出すわ…

そして結果的に田村は捕まっていない。
そう思うと、あの電話にはなにか作為的なものを感じるのは確かだった。
『…………』
電話口で十秒ほどの沈黙があった。
やがて湿ったような音が聞えてくる。
『何のことか分からないな』
師匠は舌打ちをする。
「まあ、どっちだろうと良いんだがな。なぜわたしが、やつらの脅しに屈してこの写真を渡してしまわないと思ったんだ」
『…………俺と同じ匂いを感じたからだ』
「なんだそれは」
くくく、と電話口で笑う声がする。
『ヤクザが嫌いだろう』
「それだけかよ」
『いや。好奇心、猫を殺す、ってな。お前も、俺も、そういうタイプなのさ』
「近頃は、克己心だって猫を殺すらしいぞ。お前、こんな自分の身に余るネタを握ってどうしようってんだ」
『それは俺の勝手だ』
「あっそ。だったら、この写真、やつらにくれてやりはしないまでも、灰皿の上で火をつけりゃ、あっという間にケムになるぞ。
 どこに隠れてるのか知らないが、お前が走って消しに来たって間に合わない」

>>959
やべえ何も見るもんねぇ

みざ小説がコピペ投下されてたら俺死んでたわ

>>960
動画も撮ってるしサムネも作れちゃう
おまけに執筆活動もしててパンツも売ってる
改めて考えると凄いな、って思うなあ。俺はやっぱ。凄いなあと思うなあ。

コイカツ抜けるモデルないか

おかわりBAN楽しいか?哲也

メンテが明けたらどうなる?

見えないだろうに、師匠は所長愛用の灰皿を手元に引き寄せ、ライターの火をつける真似をした。
『そんなことをすれば、近代日本史の闇の一つが、永遠に失われる』
「大袈裟だな。ただの写真だろ。とにかく、どうケリをつけるんだよ」
師匠がそう言うと、相手は黙り込んだ。
僕は唾を飲み込む音を聞かれないように、少し離れた後、また受話器に耳をつける。
『…………駅前にロッカーがある。その……54番に、その写真を……いや……』
そこでまた黙った。
聞き漏らさないように、僕はメモ帳とペンを手探りで手元に引き寄せる。だが田村はそこで会話を止めた。
『また連絡する』
「おい、ちょっと待てよ。おい」

>>981
召喚やめろ

電話は切れた。
僕と師匠は顔を見合わせる。
「切りやがった。どういうつもりなんだ」
そう文句を垂れる僕の憤りを軽く聞き流しながら、師匠はなにかしたり顔で頷いている。
「びびってるねえ。疑心暗鬼ってやつだな」
「田村がですか」
「そうだよ。さっきは駅のロッカーを使って、写真の受け渡しの指示をしようとしたんだ。
 だけど、それを取りにノコノコ出てきたところを、石田組のやつらに待ち伏せでもされたらイチコロだからな。
 当然わたしなんか信用できなのさ。
 だけど、石田組のやつらが危惧してるみたいに、
 他の石田組と対立してるヤクザどものところへ、逃げ込むことも出来ないでいる。
 結局、疑心暗鬼に陥って、今は誰も信用できず、どこか誰も知らない場所で息を潜めてるんだよ。
 さっきここへ電話して来たのだって、勇気が要っただろうに」
師匠が大袈裟なポーズで哀れんでみせている。
「あの感じじゃあ、しばらくは田村からも連絡はないな」
「どうするんですか」
「決まってるだろう。写真の、謎を解くだけだ」
師匠は全部で五枚の写真をまとめ、松浦が残していった封筒に入れた。

モルボルに童貞奪われたいガイジの巣

フレンチキス云々

>>989
殺すぞ

覚悟しろよぉ?


それから僕らは連れ立って小川調査事務所を後にした。
師匠は「餅は餅屋だ」とだけ言って、行き先は告げなかった。僕はただそれについて行った。
JRの駅に向かったので少しドキドキしたが、ロッカーには近寄りもせず、切符を買って改札を抜けた。
一番安い切符だった。
普通列車はさほど混んではいなかった。
師匠が乗車口の近くで吊り革につかまって立っていたので、僕もそうする。
どこへ行くのだろうと思っていると、出発のチャイムが鳴り出した。
そしてドアが閉まり始めた瞬間だった。
「降りるぞ」
師匠はそう言いざま僕の手を掴み、無理やり引っ張って、閉まるドアをすり抜けるように電車から飛び降りた。
乗る電車を間違えたのかとも思ったが、師匠はホームに降りた瞬間、左右を素早く見回した。
「誰も、降りなかったな」
「ええ」
師匠はふん、と頷いた。

キスより凄いキム

まさか、と思ったが、今のは尾行をまく時の手ではないだろうか。
「尾行されてたんですか」
「いや、念のためだ」
師匠が言うには、松浦が尾行をつけさせた可能性があったのだという。
こちらが田村とつながっていることを疑い、泳がせておいて接触したところを押さえる腹かも知れないのだと。
確かに、結果的にあわやそうなるところだったわけだから、そんな馬鹿なとは僕も言えなかった。
しかし尾行者はいないようだった。
「お前はまだ素人だからな。
 尾行のことを話せば、もし本当にされていた場合、こちらが気づいたことを相手に気取られる危険性があった。
 そうなると、こんな電車を使った古い手が通用しないことも考えられたけど……
 まあ、取り越し苦労だったと思っていいだろう」
本当に熟達したやつの尾行は警戒していても簡単には見抜けない、と師匠は言った。
この世界を多少なりと覗いた師匠が言うのだから、僕は頷くしかなかった。

次スレいらないからたてんなよ

キスキムって?

>>991
ンヒィッw

>>993
ちんぽ大好き

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